更新日:平成29年9月17日
8月25日(木)に、本年度の「子ども司書講座」の第4回目の講座が行われました。
この講座は子ども読書活動推進計画の一環として、本や図書館に関心のある子どもたちに講座を学んでもらい、学校や地域で読書の輪を広げてもらうために開催されています。
本年度は3期生になります。
第4回目は「ビブリオバトルをやってみよう!」ということで、講師に名古屋大学の飯島先生をお呼びして、全国で話題のビブリオバトルを体験してもらいました。
ビブリオバトルとは、本を5分間で紹介しあい、紹介された中で最も読みたくなった本(チャンプ本)を選ぶという書評合戦です。詳しいルールなどは公式サイトをご覧ください。
名古屋大学の飯島先生に講師をお引き受けいただいて、今年で3年目になりました。
毎年内容をブラッシュアップしていただいており、ビブリオバトルについての最新の情報を受講生に伝えていただいています。
実際にビブリオバトルがどんなものなのか、動画で見ています。
ビブリオバトルを行うために、まずは自分の持ってきた本について語りたいことを整理します。
付箋をつかって、本の内容や自分の感想、著者情報やその本の背景情報などを書き出していきます。
あらかた出し終わったら、実際に隣の人へ本の紹介をしました。このときは2分間しゃべることが目標です。
その後、紹介された人は気になったことなどを3分間使って質問します。
しかし、2分や3分といっても意外に長いので、中には苦戦する子も……。
そんなときは先生からアドバイスも受けられます。
実際にどれくらいしゃべれたかな? 手を挙げて集計してみました。
たくさん付箋を作った受講生は多くのことをしゃべれたようですが、中には3枚しかなくても2分では足りないほどしゃべった受講生もいました。
実際にしゃべってみると、さらに語りたいことなどが見えてくるものです。
本番のビブリオバトルへ向けて、もう一度本を見直したり、付箋をもっと作ったりしました。
みんな真剣に取り組んでいました。
お昼休憩中の一コマ。ホワイトボードにらくがき中!
午後からは本番です。午前中に作ったメモをみながらビブリオバトルを行います。
小学生向けに発表時間が3分間のルールもあるのですが、今回は正式ルールの5分間で行いました。
実は5分間は大人でも長いと感じる人もいます。みんなお互いの発表に興味を持って発表に聞き入っています。
奥のパソコンはタイマーになっています。
最後はチャンプ本を決めます。せーので指をさして決めました。
なんと開講3年目で初めて、すべての本に1票ずつ入るという珍事が起こりました。
どうしよう……となりましたが、ここは素直にみんなチャンプ本! ということになりました。
最後は、各グループのチャンプ本をとった人に前に出てきてもらってエキシビジョンマッチをしました。
(全員チャンプ本だったグループはじゃんけんで代表を決めました)
もちろんチャンプ本も決めました!
みんなお互いの発表を聞いて、読んでみたい本がたくさん出てきた様子でした。
今回で夏休み中の講座はすべて終了となりました。
9月からは学校図書館のお手伝いをしたり市立図書館のイベントに参加したりしながらレポートを書く宿題が出されました。
次回の講座は11月の予定です。
子ども司書講座は7月から12月までかけて、全6回の内容で開講する予定です。
引き続き子ども司書たちの活躍はホームページでお伝えしていきます。